スマホをビデオ会議に多用。データ容量ってどのくらい必要か?

 

コロナ禍を機に、日本人の働き方は大きく変わりました。日々リモートワークで、ビデオ会議ばかりという人も多いのではないでしょうか。弊社もそんな1社。昨年より、リモートワークと出社勤務を併用したハイブリッド体制で業務を進めています。

さて、リモートワークに欠かすことができないビデオ会議ですが、一体どのくらいのデータ容量を必要としているのでしょうか?
特に、スマホやWiFiルーターを使って、モバイル環境でお仕事をされる方にとっては気になるところではないでしょうか。

一口にモバイル環境と言っても、様々な場面があります。


1. カフェや駅、空港などのWiFi環境が整った場所でのビデオ会議

2. スマホやタブレット自体を使ったビデオ会議
3. ポケットWiFiルーターなどを利用して、PCやタブレット・スマホで行うビデオ会議
4. スマホのテザリング機能を利用して、PC・タブレットで行うビデオ会議

多くのデータ容量を必要とするビデオ会議では、WiFi環境が整った場所から行うのが、通信品質の点からもベターと言えます。最近では駅中やオフィスビルのロビーでも、WiFi環境が整った個室ブースをよく見かけます。一方で、無料WiFiスポットでのビデオ会議は、盗聴のリスクが極めて高く、ビジネスにはお勧めできません。
そうなると上記選択肢からは、2・3・4のいずれかのパターンでのビデオ会議になると思います。

ビデオ会議のデータ容量は、利用するシステムや端末、利用環境においても大きな差が出ます。ここでは、おおよその目安として、Windows PCでのビデオ会議に必要なデータ容量を見ていきたいと思います。

 

  30分の音声会議 30分の映像・音声会議
ZOOM 36MB 295MB
マイクロソフト Tearms 25MB 450MB

*双方ともに、Windows PCを使った場合のデータ通信料
*1対1で、資料共有等はしていない

 

やはり、結構大きなデータ容量が必要ですね。
スマホ自体でビデオ会議を行う場合には、若干データ容量が少なくなるようですが、それでも大きな容量です。
WiFi環境がない場所で、スマホ自体でビデオ会議に参加する場合や、テザリングを利用してPCからビデオ会議に参加する場合は、注意が必要です。
更に、スマホのバッテリーにも要注意です。スマホ自体でのビデオ会議やテザリング利用では、想像以上にバッテリーを消費します。ビデオ会議途中にバッテリー切れで会議終了という事態にならないように注意しましょう。

では、どうすれば、ビデオ会議のデータ容量を抑えることができるでしょうか。
当然ではありますが、映像のオン・オフで必要とされるデータ容量は大きく変わります。
欧米では以前から音声のみのテレ・カンファランスが普及しており、複数人数でも抵抗なく音声のみの会議が行われているようです。一方で日本では、顔出しでないと失礼に当たるという思いもあるようで、多くのビデオ会議で映像&音声会議が主流のようです。実際、お互いの顔を見ることで分かり合える部分があるのも事実でしょう。
しかし、他人数が参加しているビデオ会議等では、通信の安定のためにも音声のみでの参加がお勧めです。

ビデオ会議では、カメラの前での動作が大きくなると、データ容量が大きくなるようです。ご自身があまり動かないことはもちろんですが、背景の動きは無駄ですので、ご自身も背景もなるべく動きのない状態でビデオ会議に臨みましょう。
また、発言しない時には、こまめにミュートを入れましょう。最近のスマホやPCのマイク性能は高く、自分が話していなくても、周りの雑音を結構拾っています。データ容量の問題だけでなく、快適な会議環境の為にも、ミュート操作は重要です。

いかがでしょうか。
モバイル環境でのビデオ会議には、データ容量だけでなく、バッテリー消費やセキュリティ対策の観点からも検討していただくと、より良い環境構築ができると思います。
よろしければ、ぜひプラザクリエイト法人営業部にご相談ください。

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